
嵐でも無いのに4本立てのポールプランター1本が倒壊しました。ポールプランターには小松菜、サニーレタスを栽培しています。葉が大きくなったら順番に葉だけを収穫して、洗ってすぐ食べる、便利な野菜工場ですが、この時期は青虫の被害が多くなります。
我が家のベランダの周囲は防虫網で囲って防備が完璧のはずですが、小さな蛾が侵入して卵を産み付けこの時期になると産卵場と化し特に小松菜に集中します。そろそろ撤収しようか?と考えていた矢先の事件です。
写真の様にポールを支える異形継手を固定する木材が水を吸収して、脆くなって継手を固定出来なくなった事故です。この板は木くずを圧縮して成型したコンポジット材で、本棚に使っていたものをリサイクルした物で、水に弱いと言う事は判っていたのですが、1カ所だけ、製作費節約の為に使いました。
(風太君の別ブログ「水耕栽培装置自作教室」では材料を5mmの合板にしています。)
一応は手持ちの防水塗料を塗リましたが、3年半の使用中に水が浸み込み組織が崩壊したようです。仕方ないのでホームセンターで1.5cm厚の板一枚購入して作り直しました。

今回も集成材ですが、板切れを組み合わせ接着剤で固定したしっかりした物です。これに異形継手を挿入する、67mmの穴を明けます。使ったのは写真の様な穴明け工具です。この工具は10年ほど前に灯油式暖房器を自分で設置する為に購入した物で、家の壁の穴明けに使った物です。
この工具を使うには少し注意が必要で、歯先を食い込ませすぎると反動でトルクが掛かり、手首を痛めかねませんので、しっかり両手でドリルを固定して、少しづつ食い込ませる様にする必要があります。

異形継手を挿入して、周囲を万能接着剤で固定して完成です。これに水受け代わりの30cmのプラスチック皿を接着して完成、一応防水塗料を塗りました。