2013年9月16日月曜日

ホームハイポニカもどきの製作3(排水口加工)



排水口はその下部が常に液面下にあり、口の高さが液面高さになります。
排水パイプは内径15mmゴムホースを使います。外径は20mmです。
排水パイプ口はしっかり作らないと後で水漏れのトラブルとなります。
風太くんはこの栽培槽を浮き根式として2年稼働させましたがトラブルは排水口だけでした。
2回あったのは排水パイプを足に引っかけて口部の亀裂が入った事。
1回あったのは植物の根が伸びパイプを詰まらせた事。
まず発泡ポリスチレン板で6cm角の板を2枚作り張り合わせ真ん中に直径20mmの円を描きます。
これをさらに円の中心が栽培槽の内側底面より6cmの位置、幅方向の中央になる様、栽培槽に張り合わせます。
これで排水パイプ取り付け状態で水の高さは5.5cm程度となると思います。
本当はオリジナルの通り栽培槽の底面に穴を開けパイプを突き出せばそのパイプの突出し高さが
液面となり水位が安定しますが、水漏れしたら栽培槽を空にするしかなく、栽培中の植物にダメージ
を与えます。
側面取り付けであればとりあえず水位を下げ、排水口を乾燥させコーキングし直せば良い。
肝心の穴明けですが試行錯誤の結果、半田ごての先のヒーター部が直径14mmあり丁度良い塩梅なのでこれを使いました。



まず真ん中に狙いを定め貫通させます。次に先ほど描いた円周よりやや小さく半田ごてを動かしながら広げ、
固まらない内にゴムホースを突っ込み穴を整えます。
溶かす事で穴の内面は固くなり丁度良くなります。大胆且つ慎重に穴を開けます。
メーカーの説明では有害物は出ない様ですが、匂いがきついので屋外で作業してください。
この半田ごては今や発泡ポリスチレンの穴開け専用になています。栽培穴を開けたり、浮き根床の穴あけなど。
皆様方は太目の金属パイプをライターで加熱する等、何か工夫してください本番前に試し加工はぜひやってください。


風太くんの遊休プランター20Lを水タンクとして配置位置は写真の様に決めました。
反対側はエヤコンの室外機が邪魔で設置できません。
ゴムホースを仮に付けています、できればプランタ側面に穴を明け、上ぶたには何も加工したくない。
プランター高さは栽培槽の底とプランターの高さを合わせました。あまり低くすると水中ポンプの楊程不足となります。
次に栽培槽内部のコーキング(水漏れ防止)を行います。丁寧にしっかりと行ってください。
風太くんの栽培槽結構くたびれてきたので、コーキングの上を更にコ―キングし補強します。