理由は
苗から購入する場合、
①水耕栽培用に土を取り除く手間が掛かる。
②病害虫に侵された苗が混入する可能性がある。
③長時間肥料不足で放置され、成長の止まった、いわゆる老化苗の可能性がある。
種から育てると①②③の心配がない。第一苗一本当たりの価格が非常に安くつく。
種を買うと賞味期限に相当する発芽有効期限がありますが、種の保管は袋を密閉し冷蔵庫に保管すれば、2年以上経ったものを問題なく発芽した経験があります。
苗の育て方は主に水耕栽培のテキスト
水耕栽培のバイブル本である矢野謙介氏の著書 これからのガーデニング 水栽培野菜づくりの愉しみ―土がなくても野菜は育つに記載
オリジナルは
①不織布を長さ10cm幅3.3cmに切る。
②エヤーキャップを幅10cm長さ30cmに切る。
③エヤーキャップの凸凹のある面に不織布を縦半分に折り3cmぐらいの間隔で並べ海苔巻状に丸め、輪ゴムで止める。
④海苔巻の側面から種を5~10粒なるべく浅くいれる。
⑤これを水を2~3cm入れた容器にいれ直射日光の当たらない場所に置く。
⑥発芽したら直ぐに日光にあてる。
⑦本葉が出だしたら、養液に入れ替える。
以上ですが、風太くんの場合は種を一昼夜以上水につけ、芽が出た種を選別し1~2粒を慎重に爪楊枝と指先で水に濡らした不織布に挟む方法に変更しました。
この方が確実に双葉~本葉へ成長しますし、種に無駄が少ない。
ミニトマトのアイコ等は一袋20粒で販売しています。この様な種は1粒づつ植ます。そして装置に植え付ける時に発芽した苗の一番元気なものだけ残し摘み取ります。

双葉が出たらすぐ日光に当てます。長時間日光が当たらに所に置くと茎が伸びすぎ弱くなります。
外に出すときは根の部分に日光が当たらに様に黒いビニールシートを切ってカバーします。
豆類など種の大きな物は不織布を使った上記の方法は無理があります。
大きな種は川砂を使う方法など紹介されていますが。
風太くんは一番手頃な方法として土ポット(ジフィーセブン)をつかっています。
風太くんは近所のホームセンターで調達していましたが、この記事の為,調べたら通販の方が安い。今度は風太くんもAMAZONにします。
土ポット(ジフィーセブン)は吸水・保水性の良いヤシの繊維を固め外を網状の布で覆ったものです。
水に付けしばらくしたら水を吸い膨らんできます。たっぷり水を吸わせたら、上部に種を植え付け放置するだけで、3~4日で発芽します。
発芽し、根が土ポッドの外に出るまで成長した時点で、丁寧にヤシ繊維部をほぐし流水で取り除いたうえ、双葉の部分を外に出し不織布に挟み、エヤーキャップで海苔巻状にしてさらに根待つか、

写真の様に首の所に幅3.3mm長さ30cmのエヤーキャップ(凸凹部を内側にする)を巻いて直接栽培装置の穴に固定する。これでも大概、不織布を通じ養分を吸収し順調に生育します。
写真は枝豆の苗です。このまま水平パイプ栽培装置に定植し順調に本葉が出始めました。