2020年9月30日水曜日

養液の濃縮で今年の夏野菜は不調?でした



夏野菜が終わり、今は栽培装置のメンテナンスをして終わり次第順次秋冬野菜に移っています。写真はソロソロ収穫可能になったロメインレタスです。葉取りしながら春先まで楽しめます。
今年の夏野菜は暑さのせいか不作でした。トマトは何時ものジャングル状態にはならずに早々に枯れ、キューリの寿命も短かった。その夏野菜類の撤収時に気が付いたのは養液濃度が驚く程、濃縮されていたという事です。水耕栽培を始めたときから45Lの養液タンクに原液300ccこれで約EC1.2に調合できますので一つ覚えの如く供給を続けてきました。今まではそれで良かった?不都合は感じなく、ECメータは1号2号の原液の入れ忘れをチェックする程度にしか使わず、何時か電池切れのまま放置していました。この夏、水道水を直接供給する休暇用自動給水装置を設置した時、水道水のEC値を測るため電池交換してついでに栽培槽の中をチェックした所、EC4以上、最大値は8程の槽もありました。これでは植物が枯れるのは無理も無いと思いました。思うに、今年の猛暑+エヤーストーン(鑑賞魚用に適しない泡の大きい安価タイプ)で植物が吸い上げるより蒸発量が多く濃縮したのではと考えます。ハイポニカもどきについても空気に接する面積が広い分蒸発量が大きく結果、濃縮が進んだと考えられます。まだ元気だったハイポニカもどきには休暇用給水装置を引続き稼働させて約1ヶ月水道水だけ供給していますが、何の問題も無くモロヘイヤは元気に育って徐々にEC値が下がってきます。これからは養液タンク管理で無く、各栽培槽のEC値を週一程度測りながら直接原液供給をして供給タンクは水だけとして管理してみます。