
先日、読者の方からミニフロート希望のメールを頂きました。
よく見ると住所は風太くんの家の隣町の方で、驚きました。ご本人もショッピングセンターの帰りにスナップエンドウの水耕栽培をしている家を見つけられており「若しかして、風太くんの家?」と思ってられた様でビックリされていました。
折角なので風太の水耕栽培装置を説明させて頂きました。その中で2件ほど質問を受けましが、水耕栽培愛好の皆様方に参考になればと思い、内容を公開致します。
①養液の調合と供給方法について。
上は風太くんの水耕栽培装置関連の模式図です。
風太くんは風呂の残り湯を水耕栽培に使っています。残り湯を洗濯機に水をくみ上げる家庭用ポンプでベランダに置いた調合タンクに一旦40L溜めます。
それから大塚1号、2号(5号は使っていません)の原液をそれぞれ250ccほり込んで、EC2程度の養液を作ります。
水平パイププランターはベランダより60cm低い庭にあるので、養液タンクに繫いだホースから直接タンクに注水します。
タンク1、2、ポールプランターは同じベランダに置いているので調合タンクに家庭用ポンプで注水します。
夏場は養液を2~3回調合してそれどれ、減ったタンクに供給します。
冬場は風呂に入浴剤を使う為に残り湯は使えませんので、調合タンクに水道水40L入れて1昼夜エヤー爆気してから2~3日置き調合するサイクルで丁度良い程度です。
読者の方には、栽培槽の養液が減ったら、先に栽培槽に水を入れ、それから肥料原液を適量量り注入する方が居られましたが、その方法だと、濃度管理が難しいと思い、先に調合する事をお勧めしました。
②養液の入れ替えについて。
適正な濃度の養液を維持する事が大切です。収穫時期には植物は活発に養液を吸収しますので、消費分を間断無く供給すれば良いので上のシステムが役に立ちます。
注意すべきは幼苗の時期です。この時期は養液の吸収が僅かで、エヤーバブリングの為、養液中の水分の蒸発の方が多くなり、どうしても肥料成分が濃くなります。
従い定着後、収穫までの間に一度は養液を入れ替ええたほうが良いと思います。
勿論、雨水の侵入があった時は濃度が変わりますので入れ替えが必要です。
培地を使い植物を支える方法の場合、雨水侵入に悩まされる方が多いですが、プチプチシートで苗を栽培穴に固定する方法の場合、殆ど雨水侵入が無くこの点は楽です。