2015年4月18日土曜日

苗の作り方あれこれ

読者の方から頂いた苗作り写真です。



風太君の苗作り



水耕栽培の重要なステップは苗つくりです。

水耕栽培を趣味としている方はやはり種から育てるべきです。1mmに満たない種から苗を作り、やがて背丈以上の大きさになり、そして美味しい収穫ーーこのサイクルを経験すると本当に生命の不思議を感じ感動します。
市販の苗を買って栽培するとその価値が半減するような気がします。
風太くんも苗つくりが間に合わない時はホームセンターで買った苗を流水に漬けて慎重に土を落とし使いますが、原則種から作っています。

種から作る利点は
①野菜作りの感動が倍加する。
②安くつく
③病気の持ち込みが防げる。
④市販の苗は老化苗(長期間肥料不足のまま放置され成長力を失ったた苗)を買う可能性がある。
欠点は
①面倒臭いーーーでもこれは考え方次第、サンデー毎日の風太には良い暇つぶし!

水耕栽培の苗つくりも色々な流派があります。
今日は読者の方から頂いた苗つくりと風太の苗作りを紹介します。
尚、風太くんの苗つくりは水耕栽培のバイブル本である矢野謙介氏の著書「 これからのガーデニング 水栽培野菜づくりの愉しみ―土がなくても野菜は育つ 」の風太流改良版です。

読者の方の苗作り法
①培土に種を撒き、発芽させる。→②本葉が出始めたら、成長の良い苗を選び土から慎重に取り出し、土を洗い流す →③ロックウールに挟む。→ ④更に成長を待った後、ロックウールと共に定植する。

長所;たくさん種を撒きその中から早く発芽する、優良な苗を選別できる。
短所;土から取り出して、土を洗い流す過程でどうしても根に損傷を与えてしまう。

風太くんの苗つくり法
①水に一昼夜漬ける(小松菜、サニーレタスの場合は水中で根が出るまで漬ける)
②あらかじめ湿らせた不織布(10cm*3.3cm)の端に種を1~2個乗せ、縦に半分に畳んでから隣の不織布に重ならない様に10cm*30cmのエヤーキャップに海苔巻状に丸める。
丸めたら輪ゴムで止める。
③養液を入れたトレーに置き、発芽するまで、暗い所に、発芽したらエヤーキャップ外周部を黒いビニールで遮光した後、陽当たりの良い場所で成長を待つ
④不織布より長く根が伸びてきたら、首の所に細いエヤーキャップを巻器、栽培穴に定植する。

短所;①水中から種を傷つけない様に爪楊枝などで引き揚げ、海苔巻にする工程がかなり根気が要る。②苗同志が密集した状態で成長するので、日光に当たる競争になるのか、茎がどうしても伸び加減になる。③成長の悪い種を使ってしまう可能性が高い

長所;①根が不織布の中で成長してそのまま使う為に根に損傷を与えない。

以上の様に長所欠点があります。
但し、種の中にはアイコの様に18粒程しか袋に入っていない場合もありますが、管理が良いのか発芽100%する優良な種ばかりの様です。

皆様方自分流を確立して下さい。