2013年10月19日土曜日

植物栽培用LEDランプの自作(1)



大変不恰好な代物ですが。風太くんが自作したLED照明付きの育苗箱です。日照時間が短くなって、野菜の苗の成長が遅くなったので、引っ張り出してきました。本体は発泡スチロールのトロ箱で大きさ幅55cm*奥行35*高さ55cmです。超高輝度タイプの赤色と青色のLED各100個使用し電源は使わなくなった古いパソコンのACアダプターを転用しています。LEDは殆ど発熱しないのですが、保温を兼ね発泡スチロールの箱を採用しました。



トロ箱の上下を逆にし、フタの部分を苗を載せる容器にしています。LED照明は強烈なので、発泡スチロールがすぐ痛みますのでその保護と光を効率よく苗に集中する為、箱の内側全体にアルミ蒸着断熱シートを両面テープで接着しています。



電源として使用している遊休パソコン用のAC電源です。皆様方のお家にも何個か転がっていると思います。OUTPUT電圧が24Vの供給電流1.1Aと丁度良いのもがあったので、無理やりフタをコジ空けOUTPUT配線を追加しました。パソコンへつなぐ端子の凹端子があったらフタをこじ開けなくて済みましたが、手に入らなかったのでフタを壊し配線をはんだ付しました。



本体内側です、トロ箱の底をカッターで切り取り、1.1mmの航空ベニヤに取り付けた200個のLEDランプを覗かせます。内側全体にアルミ蒸着断熱シートを両面テープで接着しています。



LED電源を入れた様子です。超高輝度の為、直視すると目を傷めそうです。
植物栽培用LEDランプは多数市販されています。
風太くんの作ったLED200個程度のランプは市場では3000円程度から3万円以上するものまでたくさんあります。それはLED素子の違いと思います。
同じ5mmのLED素子でもクリスマスのイルミネーション程度の光度しか出ない代物を使うと安い。風太くんが選んだ、超高輝度タイプは夜間照明用にも使えるものです。
電子部品の通販を覗くと5mm赤色LEDの場合、
100個で400円の素子は赤色で1500mcd、100個1500円の超高輝度素子の場合は透明で通電したら赤色になり12000mcdと8倍の光度です。
3000円程度の市販植物栽培用LEDは実際手に入れて見たことが無いですが多分、目視で赤色あるいは青色の安いLEDを使っているはずです。
超高輝度タイプは赤も青も透明です。通電して初めて色が判ります。
材料費は 超高輝度LED200個             3000円
1.1mm30cm*60cm航空べニア  500円 
発泡スチロールトロ箱              500円
断熱シート                     100円
ACアダプター  遊休品 

以上の様なものです。
次回に製作のポイントをご説明致します。