2013年9月2日月曜日

水耕栽培で必須のサイフォンの原理

水耕栽培に限らず、物つくりの場面で離れた位置の物の高さを正確に同一にするという時、普通巻尺て両方の高さを測りますが、地面の様に凹凸うねりのある場所ではそれでは正確に同一高さに出来ません。
風太くんの作った水平パイプ式プランターの場合、4Mのパイプを両端で2mm以内の誤差で水平に設置する必要があります。
浮き根式プランター複数を離れた位置に置き1台の自動水位調整器でコントロールする場合も同様です。
この様な場合皆さんはどうされます?
そうです、中学校の理科の時間に習ったサイフォンの原理の応用です。
4Mのパイプを正確に設置する為に、5Mぐらいの細い透明のビニールチューブを購入し、中に水を入れて、こぼさない様にパイプの両サイドにガムテープで止める。ビニールチューブ内の水の高さが両端でパイプ端から同じ高さになる様に根気よくパイプの支柱に薄い板をかます等で調整します。同じ高さになればパイプは正確に地面(というより地球)に対し水平に設置されます。
水タンクを高い位置に置き、水位によって水を供給する、というのも基本原理は同じですね。